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天使と悪魔 (SS)

2009.12.14
見直してみたらなぜかずっと下書き状態のまま保存されていたSSを公開(7月位のVIP見切り発車?)

天使と悪魔の物語です。↓(F/F)

*後で行の修正をします

ネタ元。VIPの55、56より

「今日はどんな悪いことしようかな~?」
いかにも悪そうな笑顔で今日の悪事を練る一匹の生まれて間もない悪魔見習い、通称子悪魔。なりは小さいが紫色の体、2本の触角のような角、こうもりのような羽が生えた立派な悪魔だ。

「おっ、アレに見えるは子供の天使、カモ発見~!」

きょろきょろと空から見回していると、遠くにとことこと歩く小さな天使を発見。
生まれてからの時間は小悪魔と同じくらいか。
だがこっちも白いローブに天子の輪っか、両目が隠れるくらいの前髪が長いおかっぱ頭の金髪をそなえた、れっきとした天使だ。

「ねぇねぇ、そこ行く天使ちゃん。ちょっといいもの欲しくないか?」
「む、小悪魔ですか・・・私達がそんな見え透いた手に乗ると思ってるんですか?」

いつの世も天使と悪魔は中が悪い。
ここだとて例外ではない。
天使は長い前髪のスキマからあからさまに嫌そうな目を小悪魔に向ける。

「もう、そんなに冷たくすること無いじゃないか。実物見てからでも遅くは無いよ?」
「どうせろくなもんじゃないに決まっています! あんまりしつこいと……天使長達を呼びますよ?」

天使長は、天使の中でも悪魔を矯正することのできる数少ない警護集団である。
大体の悪魔はこの名前を出すだけで怯えて逃げるのだが、こんな小さい子にお偉いさんを呼ぶ権利なんてないと思った子悪魔は少し見えぬ影に怯みながらも、せっかくのカモを逃がすまいと交渉を続けた。

「そ、それはかんべんだねぇ。一回試すのを見せたらさっさと帰るからさ、な?」
「・・・じゃあ、さっさと終わらせてくださいよ?」

食いついた!
しかしまだ油断はできない。子悪魔はプロセスにそって慎重にことを進める。

「え~・・・これに見えますはその名も『くすぐり手袋』! 遠くの相手を触れることなくくすぐることができちゃう高性能イタズラアイテム!」
「・・・くすぐるんですか?」
「そう! 見えないところからこれを使えば、普段気にくわないあいつも、お高く留まった先輩も、皆ゲラゲラ笑い転げてしまいますよ!」
「あいつ・・・先輩・・・」
「んん? なにやら心当たりがあるようだね。 ああ!でもその目はまだ疑いの眼差し!実際にやってみないと分らないなんて贅沢な人! では、まずはわが身で体験しちゃいましょう!」
「わが身・・・ってちょっと!?」

天使がはっと気付いたときにはもう遅く、小悪魔はすでに手袋をはめ、手を天使の方に突き出して手をわきわきと動かし始めていた。

「えっ!? これ、ほんとにっ!くすぐった・・・あはははははははははっ!!」
「こちょこちょこちょ~♪ どう?効力は充分でしょう?」

くすぐったい部分を天使は必死で押さえるが、刺激はまるで皮膚に融合しているかのように全く障害を受けることなく天使の体に刻み込まれる。

「やっひゃひゃひゃははは!やめなさい!も、もう充分ですってば~~っははははは!!」
「そうそう、照準を変えればくすぐる部分も変わっていくよ? こんな感じで・・・こちょこちょこちょ?」
「うひゅ!? うひゃはああああっはははは!あはははははははっ!! 足っ!足はだめです~っ!」
「サンダルにもくすぐったそうな羽つけちゃって・・・おしゃれのつもり?」
「あひゃ~っはははははは最初は! 皆っははははつけてるんですふふふふふ! そろそろほんとにやめなさいって言って、てえぇへへへへへ!!」
「あら、すみませんねぇ。私つい夢中になってしまって・・・」

あからさまに怪しい敬語を使いながら、くすぐりの手は止められた。
くすぐられたのは短い間だったが、既にぜぇぜぇと肩で息をする天使。
悪魔はそれをみてニヤニヤしたくなるのをぐっと堪え、脱いだ手袋をそっと天使の方へ差し出した。

「皆こんな感じになるんだよ? 使ってみれば?」
「お・・・お代は・・・?」
「ん~・・・その羽一枚でどう?」

悪魔にとって天使の羽はちょっぴり使えるものである。
服に縫い付けて探知よけにしたり、相手をこれでくすぐると悪魔限定ですごくくすぐったい・・・くらいの特典しかないが、天使と悪魔での、こういう裏のちょっとした取引に使われることが多い。
天使の方も、羽ならいくらでも生えてくるので1枚位はどうということはない。

「・・・いいです。それで乗りましょう」
「交換成立っと♪ じゃあはい、手袋ね」
「確かに。じゃあ・・・んくっ! 羽一枚ですね」
「へへ~、ありがとっ。じゃあねぇ~」
「ちょっと待っていただけますか?」

悪魔が去ろうとすると天使はそれを呼び止め、いままでへたっていたのが嘘のように、ゆらりと立ち上がった。
その手には既に手袋がはめられている。

「さっきは良くもやってくれましたね? こっちからも少しくらい、お返ししますよ?」
「あっ!・・・や、ちょっと落ち着こう。ね?」
「問答無用! いざ!」

いざ天使が指を動かそうとすると、紫色の光が天使の手袋を包みだした。
突然の出来事に天使はおろおろと焦りだす。

「え!? な、何ですか!?」
「(ニヤリ)あ~あ、やっぱりダメか~」

光と共に移動した天使の両腕は彼女頭の上に吊り上げられ、そこでぴたりと止まる。
動揺する天使と、ほくそ笑む小悪魔。
それを見て天使は小悪魔をキッと睨みつけた。

「この! やっぱり騙したんですね!」
「いやぁね、悪魔専用に作ったって言うの忘れてただけさ。それにしても、ここまで上手くいくとは・・・くくくっ」
「~~~っ!! くっ!このっ!」
「さあてと、動けない天使ちゃんにはどんなイタズラをしちゃおうかな?」
「や、やめなさい! ひっ!手をっ、わきわきさせないでくださいっ!!」
「腋の下がいい? お腹がいい? それとも足の裏とかくすぐって欲しい?」

天使は必死に首を振り、腕を動かそうとする。
小悪魔の方はまさに小悪魔の笑みを浮かべながら、天使の方へじりじりと近づいて行く。

「決めた! ここはお腹で!」
「ひっ・・・!くうっ!!」
「(必死に目をつぶっちゃって・・・かわいい♪)やっぱや~めた!」

小悪魔はそう言うと、今まで脇腹の前にあった手を腋の下にスライドさせた。
そして、天使がそれに反応する前に10本の指を巧みに蠢かせて一気に擽りだした。

「えっ!? ・・・わ、腋!?あっ、あっはははははは!!ひゃはははは!ひっ、卑怯です~っふふふふ、ふあああああぁっはっははっはっははははは!!」
「卑怯?悪魔にとっては褒め言葉だよ~。やっぱりここが一番弱いみたいね~♪」
「くひゃ~~~っひゃっひゃひゃひゃはははは!!やひゃあっ!もうダメ、呼びます!もう呼んじゃいます!」

呼ぶ、とはもちろん大天使のこと。
天使の輪っかが少し光ったが、くすぐるのに夢中な小悪魔はそれに気付かなかった。

「だ・か・ら~。そんな脅しは効かないんだってば。あんたみたいな小さな子に天使長が呼べるわけ無いでしょ?」
「うひゅひゅひゅひひひ!う、嘘じゃないです!私はっあはははははははは!!天使長の、ふふふふふっ!い、妹なんですかりゃあああっははっははは!やめっ!ダメッ、ですってええええぇへへへへへへへ!!」
「げっ!! それ、マジだったら私やばくない……?」

「はい、本当なのであなたはとってもピンチなんですよ?」
「!! …………(くるっ)」
「(ニコニコ)」

自分達以外の声にビクッと震えた小悪魔がそっと後ろを振り向くと、そこには金髪に白い服の美人が三人。
しかも皆天使長の証である銀の輪を頭につけている。

やばい。これは圧倒的にヤバイ。

本能的危機感を感じて小悪魔は逃げようと後ろを振り向く。
しかしその先にはいつ移動したのか、片目を長い髪で隠し、見える目は釣りあがった切れ目が印象的な、精悍な顔付きをした天使が立っていた。

「どこへ行くつもりだ?」

凛とした冷たい声と、小悪魔の1.5倍はある身長に威嚇され、小悪魔は足を止めてしまう。
片目の天使はそのまま小悪魔の襟首を掴んで皆の前へ持っていった。
そこにはすでに拘束具から解放された小さな天使と、他の二人の大天使がこちらをじっと見ていた。

「ねぇ。私のかわいい妹を虐めた覚悟は、もちろん出来ているんでしょうね?」
「あ、や…ご、ごめんなさい……」
「嫌がるこの子を拘束してくすぐるだなんて、なんてうらやまし…あ、いや、なんてひどいことを!」
「ミカちゃんは妹大好きだもんねぇ」
「ラファ!余計なことは言わなくてよろしいです!」

ミカと呼ばれたその天使の姉は、じっとしていればまさに天使様、といった風体をしている。
しかし言動の端々にどこと無く危ない香りを漂わせる天使である。
ラファと呼ばれた方は口調や雰囲気、そしてローブの袖を破ってノースリーブ風に改造している服といい、全体的に軽い印象を受ける。
髪も他の2人のようなさらさらのロングではなく、くせっ毛が目立つミドルだ。

「…お姉ちゃん」
「え? あ~、こほん! 悪行をしている悪魔を、このままほっとくわけにはいきません。天使長の名において、改心させます! ウリエ!」
「わかった」

ウリエと呼ばれた片目の天使が、懐から銀のブレスレッドを4つ取り出し空中に投げる。
すると4つのブレスレッドは小悪魔の四肢にはめられ、小悪魔を先程の天使のように空中に大の字に固定する。

「うわあっ!ちょっ、これって!」
「うふふ…あなたも妹が受けた苦しみを味わいましょう?」
「ねえ、お姉ちゃん。私にもやらせてくれますよね?」
「そりゃ、皆でやるんだよ妹様。ウリエも参加しなよ?」
「……わかった、私もやろう」

4人の天使が、一斉に小悪魔のほうを振り返る。
その顔は、小悪魔がぞっとしてしまう位、皆妖しく笑っていた。

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プロフィール

わかしら

Author:わかしら
小4のときから若白髪。金とか赤とかもたまに見かける。
くすぐり歴はもっと長い。

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